トランシーバーの話し方

トランシーバーの話し方

トランシーバーの話し方 トランシーバーは電波が届く範囲であれば、離れた相手とも交信ができる優れものです。周波数さえ合わせてしまえば、特定の人物だけでなく知らない人物とも話ができるため、できるだけ混線を避けなければならないのです。
トランシーバーでの会話は交互に行います。一方的に話をしてしまっては、伝えたい内容が上手く伝わらないため交信の意味が無くなってしまうからです。話し方には特徴があり、電話で特定の相手と話をする方法とは異なります。まず、話をするのが誰であるのかを名乗り、誰に対して発言するのかを言います。この過程を怠ると、誰が誰に対して話をしているのか分からなくなってしまうのです。伝えたい内容を話し終えたならば、「~です、どうぞ」と言いこちらの番が終えたことを相手に伝えるようにしましょう。すると、相手から返事があるはずなので同じようにやり取りをしていきます。最終的に「このチャンネルはこれを持ちまして終了します」というような言葉でトランシーバーを所有している人々に伝え、終了となります。

ヘッドセットのついたトランシーバーの使い道

ヘッドセットのついたトランシーバーの使い道 ヘッドセットをつけたトランシーバーのことを、インカムと呼びます。一般的にトランシーバーは使用するときに片手がふさがってしまいますが、インカムはハンズフリーで作業を中断させることなく利用できます。片手をふさぐことがないため、バイクや車を運転しながらでも使えます。
インカムはインターコミュニケーション・システムの略語で、一般電話回線から独立したインターネットを使う通信システムを意味します。もともとは内線の意味で使われていましたが、近年では内線を使って無線通信をするヘッドセットのことを指します。
インカムは、大人数が近い距離間で作業を進めるような現場で役立ちます。たとえばテレビ番組のスタジオ撮影やスタジアムでの音楽ライブ、サーキットでのレース、劇場での舞台進行など幅広い分野で使われています。こうした現場は大人数で会話をする機会が多くかつ長時間接続した状態で素早くコンタクトをとることが可能であるため、非常に重宝されています。